公園施設のあずまや(休息所)の柱の修理と鉄骨屋根下地等の塗替えをした事例です。
公園施設管理者様から「休息所の柱が腐っているようなので見て欲しい」との連絡ありまして現地確認いたしました。
緑の中にたたずんでいるあずまや、本当に一息入れてくつろぎたい休息所でした。柱は檜の絞り丸太、屋根下地は鉄骨造、屋根はカラーベスト仕上げでした。
柱は長年の風雨にさらされていますので多少の劣化も見られ、屋根下地の鉄骨は塗膜剥離・錆も至る所に発生していました。
管理者様が言われるとおり1本の磨き丸太の柱脚部(柱の下)が腐っていました。確かに木の外側は完全にボロボロでしたが、芯付き丸太(木の樹芯は非常に固くて丈夫)なので芯はしっかりしていました。
管理者様に状況をよく説明しまして、後日柱は補強修繕・鉄骨屋根下地は塗装塗替えの見積を提出して工事の依頼をいただきました。
まず最初に柱の腐り補修を行いました。腐った箇所は全部取り除き、きれいに清掃して市販の防腐材を充分に散布しました。そしてフジボイド(厚紙の設備用資材です)を使用して筒状に型を作りセメントで補強しました。木とセメントの付着を高めるために太いビスを木に打込み木と一体になるようにしました。
鉄骨下地塗替えに伴う大事な下準備として既存の脆弱な塗装の撤去があります。ベビーサンダー(研磨・切断に用いる工具)を用いてケレンを行いました。
屋根裏下地のベニアを水性木材保護ステイン塗料(ガードラックアクア)にて塗装しました。よく吸い込ませるためにコテ刷毛を使用して塗装しました。
次に鉄骨下地塗装の下塗りとして、エポキシ系2液錆止め塗料(ニッペハイポンファインテグロ)を塗りました。
次に仕上げ塗料として2液シリコン樹脂塗料(ニッペファインシリコン)を2回塗りしました。
柱の磨き丸太は木材浸透性保護塗料(キシラテコール)を2回塗りして、机・ベンチは木材水性ステイン保護塗料(ガードラックアクア)を塗りました。公園のベンチ等には塗料の付着が心配なのでステイン系の保護塗料がお勧めです。
最後に、柱の柱脚部(柱の下側)の防腐処置として4本に銅板巻を施工しまして完工です。
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