代表あいさつ

建築工事といいましても、大きな鉄筋コンクリート造、鉄骨造建築から小さな木造建築まで千差万別です。弊社はやはり木造建築が主でしたので、私は木造建築の経験がなく、最初は本当に苦労しました。父が作成した見積書、予算書等を参考にして、場数を踏みおぼえていき、父と共に建築業はもとより、不動産売買仲介・賃貸管理へと手を広げて行きました。

平成２１年初冬に、先代がいつ終息するのかわからない「在宅介護」となってしまい、その結果何かと仕事に支障をきたすようになりました。「介護ともだおれ」とういう言葉を新聞かなにかで読んだことがありますが、その意味を痛切に感じた時期でした。

そんなときに、介護保険利用住宅改修とかＯＢお客さまより小規模修理の仕事の依頼がよくありまして、「小さな仕事なんだけど」・「本当に急で申し訳ないけど」との依頼であり、誠意をもって答えた時には『本当にありがとう』という心からのお礼の言葉を頂戴しまして、まとまった工事を完工したときとは何か違う感謝の言葉と感じた次第でした。

私は、３２年間も建築業界にいますが、今でも現場にてはじめて経験することが多々あります。あと何年すれば極めることができるのかまったく検討がつきませんが、皆々様より仕事のご依頼をいただくことにより場数を踏ましていただき、すこしでも極めたく考えております。

私も先代も「修繕修理が仕事の基本」ととらえています。先代はもうすでに他界しましたが、先代が一代にて築いた姫野建設株式会社を『リフォーム修理工房ひめけん』として踏み出し、お客さまの「本当にありがとう」ということばと笑顔を励みにして、今後微力ながら皆々様のお力に少しでもなれるよう努力する所存でございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

小さな工事も真剣に

姫野建設株式会社

代表取締役

姫野　正良