木造住宅耐震診断

わたしたちの地域では、南海トラフ巨大地震の危険性が指摘されています。

名古屋市でも震度６弱、６強の揺れが推定されています。

昭和５６年５月３１日以前に着工した在来工法の木造住宅が対象になります。（２階建て以下、名古屋市内にあること）

あくまでも住宅が対象となります。

• 診断方法

市より指定の診断員が、現地調査に伺います。

・建築設計図があれば、現地との照らし合わせ、筋交い位置の確認。

・小屋裏（天井裏）、床下、各部屋・外部等の劣化の確認。

・現地調査後、内業にて耐震計算。

・市の審査を受けてから、診断員が報告書を持参して説明いたします。そこまでが無料耐震診断事業です。

私が耐震診断の現地調査するにあたり注意することは上左画像のように土壁がついていると筋交いの確認が、暗い中で電気を照らしながらですからむずかしく目をこらして確認するようにしています。右画像は拡大した画像にて、確かに筋交いがはいっています。

在来軸組み工法の木造にとって、筋交い（柱と柱の間に取り付ける斜め材）は非常に耐震に対して、有効な材料です。耐震診断計算でも、どこに何箇所筋交いが入れてあるかによって、数値が左右されます。

右画像は参考までに、申込者にお渡しする診断報告書です。

耐震化アドバイザーでもあります私もお勧めしますが、阪神・淡路震災では亡くなられた方の約８４％が家屋の倒壊等による圧死でした故に、建物の耐震化を考える最初の一歩としてまず無料耐震診断をお勧めします。

市の無料診断の条件に該当する方は、ひとまず受けられて、どのようにするか考えられてはいかがでしょうか。

名古屋市木造住宅無料耐震診断に関して何かご不明点などあればお気軽に『ひめけん』にご相談ください。