３階建鉄骨造の２階の浴室のリフォーム工事事例です

名古屋市名東区N様より、鉄骨造３階建の２階にある浴室から、下の天井に漏水しているとの連絡を受けました。また、お母様が介護認定を受けていて浴槽に入るのが非常に苦労しているとの説明もありました。

 

早速現場を見させていただきました。漏水は、二人ぐらい入浴しますとポトポトと下の天井で音がするとのことです。築３５年らしく、昔の浴室の工法にて、コンクリートの上に防水を施しその上に仕上げる工法です。

鉄筋コンクリート造ですと、浴槽部分の床のコンクリートを下げて浴槽の段差を解消するのですが、鉄骨造ですと少しむずかしく、上画像のように段差が６０センチぐらいになります。（通常は３０センチから４０センチです）

お母様は足が少し不自由ですので、入るのに上画像のように福祉器具を使用しないと難しいでしょう。介護保険を利用してとの提案をしたのですが、今までにすでに介護保険にて上限の２０万円近く住宅改修を行われているみたいで、今回は無理ですとお話しました。

 

２階の浴室より漏水している箇所に点検口が丁度ありましたので、のぞきましたらやはりデッキプレート（鉄骨造の場合この上にコンクリートが打ってあります）にさび止め塗料がめくれ漏水しているところが確認できます。

 １日目　解体はつり撤去
２日目　設備配管
３日目　ユニット設置
４日目　ユニット入口廻り造作にて完工

４日目の夜から入浴できるようになりました。
 

浴槽の高さも２０センチほど低くなり通常の高さとなりました。窓面の壁のみ色を変えてみました。当然浴槽手すり、入口近くにたて手すりを取り付け、浴室内での危険性に配慮しました。

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