畳敷きを歩行器使用に伴いフローリング敷きに変更と、高い段差を歩行しやすくする
ためにスロープを築造しました。
名古屋市K様より、「父が歩行器を使用して歩くようになり、それにあたり寝室が畳敷きなので介護保険を利用してフローリングに改修を行いたい」とのご連絡いただき、打ち合わせに伺いました。
父上様の寝室は建物の奥の方にあり、入口に23センチほど(階段1段分)段差がありました。畳がブカブカしていたので、1枚めくってみたところ下地がしけっている感じで、下地もブカブカしていました。
元々ご商売をされていて、作業場であった建物の一角を寝室として和室に改装し、父上様はそちらで寝泊まりして、食事等は別棟のご家族のところに移動するかたちをとっていました。建物入口からすぐのところにも23センチ程の段差がありました。
K様と打ち合わせしまして、畳敷きをフローリングに変更するにあたり、下地が腐朽している可能性があり、下地補強から施行することと、2箇所の高い段差を何とかスロープを築造してお父様を少しでも安全に生活できるよう改修することを説明しました。
なお介護保険の手続きは当社にて全て行いますので、ご担当のケアマネジャー様にその旨お話いただき、理由書の作成をお願いしました。
全体的に床がブカブカなので、悪い下地を取り替え後、補強することにしました。高い段差を少しでも解消するためのスロープは、現地にてフローリング材等を使用して築造することにしました。
畳を撤去し下地ベニアをめくりますと、すぐに床下の土でした。元々作業場であったところを簡単に改修したとのことでしたので、床下の空間が取れなかったと推察できます。
床下空間が少ないので、しけってしまい、下地が腐朽してブカブカになっていました。
根太材を一度取り外して、腐っていた下地材は取替えて、大丈夫な下地材には防蟻、防腐材を塗装して、檜材を横に抱かしました。
取り外した根太材を取り付け、なお間にもう一本入れて、針葉樹合板を貼りました。
合板の上に向きを変えてさらに根太を取り付けて、床下断熱材をはめ込みました。
仕上げのフロアー材を貼りました。
フロアー貼り後、下地を加工してスロープ施工にかかりました。勾配が緩くなるよう、スロープを出来るだけ延ばし、仕上げ材は廊下用フローリングを使用しました。
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