住居(分譲マンション)の開きドア、引き戸、クローゼット折れ戸を修理した事例です。
名古屋市名東区T様から修理の依頼がありました。早速現地に伺いご説明を聞きました。
T様は築13年程の分譲マンションに住んでおられまして、大変広くとてもきれいなお住まいでした。
・トイレ開き戸のレバーハンドルが、開閉の時におろしても上に戻ってこない。
・和室とリビングの境の戸ぶすま引き戸の動きがかなり悪い。
・クローゼット折れ戸の端が外れて開閉ができない。
・トイレの換気扇が動かない。
でした。見積もりを提出しまして、ご依頼いただきました。
トイレのレバーハンドルが下におりるのですが、上に手で上げないと戻らない状態でした。
ハンドル本体もステンレス材の高価なものを取り付けてあり、鍵も立派な本締め錠が取り付けてありました。この分譲マンションのグレードが高いことを物語っていました。
ハンドル本体、鍵は何の問題もありませんでしたので、内部のケース本体のみ取替えました。
いったん全てを扉から取外し、ケース内部の赤矢印部分のばねが破損してるので、ケースのみの取替えで直りました。
和室とリビングの境の引き戸(戸ぶすま)4本の動きがT様が言われる通りかなり悪かったです。
動かすたびにガタンガタンとなるので、引き戸を外して戸車を取替えることにしました。
既設の戸車を調べますと、ウレタン戸車が使われてあり、ところどころ滑車に巻いてあるウレタンが取れてしまっていて変形した状態(上右画像)になっていました。 ウレタン戸車は静音であり一時期よく使用されていましたが、このように変形する欠点もあります。
全て戸車(昔から定番のシンギオイル戸車を使用しました)を交換しまして、敷居すべりを貼り直してよく動くようになりました。
現在はVレール(金属、プラスチックがあります)を敷居のうえに取付けよりスムーズに動くようにしていますが、T様のお宅は小さなお子様がおみえになりましたので、動き過ぎて手を挟むのを恐れまして、既設と同じく平戸車タイプ修理をしました。
クローゼット折れ戸の上の金具がレールから外れてなくなり、扉がぶらぶらの状態になっていました。
マンションの場合、建具は建材メーカー(パナソニックさん等)既製品を使用することは少なく、建具はオリジナルで製作することが一般的です。取り付ける金具だけは金物メーカーのものを使用します。
こちらのマンションで使用されている金物メーカーを調査しまして、そのメーカーの部品在庫を調べて、直接メーカーから取り寄せました。(右画像)
新設金物を取り付け、調整しましてまた元通りに動くようになりました。
このほかにトイレ天井換気扇も壊れていたので取替えました。
分譲マンションは、例え鉄筋コンクリート造りでも住居専用部は、一般戸建住宅同様、破損・消耗が生じることがよく理解できた事例でございました。
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