分譲マンション（鉄筋コンクリート造）の室内各所に歩行用補助手すりを取り付けました。

　分譲マンションにお住まいの名古屋市名東区Ｓ様より介護保険利用にて歩行用補助手すりの取り付け見積もり依頼がありました。早速現地に向かい打ち合わせさせていただきました。
 

Ｓ様は関係各所にご相談されていて手すりの必要な箇所をすでに確定されており、打ち合わせも非常にスムーズに進みました。

まず、寝室のベッドの横の壁に手すりを要望されていました。Ｓ様はつい最近大きな手術をされてまだ日も浅く、若干の歩行困難でした。歩行困難である方は歩き出してしまえばいいのですが、最初の５，６歩がつらい方は多く見受けられます。

ベッドから起きて部屋の入口までの最初の歩行に手すりはやはり必要だと思いました。
 

ほとんどの鉄筋コンクリート造マンションの場合外壁面に接する室内壁には木下地が入っていることが少なく、Ｓ様ご自宅もやはり石膏ボードのみの壁であり、ボードだけでは手すり取付けはむずかしい旨ご説明しました。（画像赤矢印）

玄関入口の壁にやはり手すりを要望されていました。靴をはく、ぬぐ時に支えがあると非常に安心感があります。

マンション、一般住宅の場合、適度な高さ（補助手すりですと床から８０センチから８５センチぐらいで、補助杖の高さの連続と理解しています）の箇所に下地がまずありません。着く箇所に無理につけることはできませんので、上左画像のように化粧補強板を最初にまず取付けて、その上に手すり金具を設置し手すり棒を取り付けました。

物入れの入口付近は縦手すりとし、Ｌ型手すりとしました。
 

壁の木下地が全くない箇所には無理な取付けをやめて、代わりにサッシ木枠の出隅コーナー部に縦手すりを取り付けました。

玄関にもやはり補強板を取付け、出隅縦手すり併用Ｌ型手すりを取り付けました。

今回ＴＯＴＯさんの補助手すり材を使用させていただきました。


Ｓ様もより安全となりこれから楽しく生活をしていくことをひめけんは心から願っております。