電気錠仕様の玄関扉をカバー工法にて取替えした工事事例です。
名古屋市N様より、HPを見てのお問い合わせがありました。
「玄関扉が空き巣にバールか何かでこじられて、傷がつき、また電気錠の調子が悪い」との修理のご依頼でした。早速現地をみさしていただきました。
N様宅は玄関廻りにガラスブロックを配置した、設計事務所監理の独創的な木造住宅でした。
玄関扉、玄関枠にバールでこじあけようとした跡が鮮明に残っていましたが、N様宅は電気錠仕様にてこじ開けることはできなかったとのN様の説明がありました。
枠・扉に傷、へこみが目立ち、なおかつ電気錠が異様な音がするとのことで、枠・扉取替えの依頼を受けました。
木造、コンクリート造にせよ、玄関サッシ枠ごと取替えるということはまわりの壁をある程度こわさないと取替えはできません。ましてやN様宅の玄関廻りはガラスブロックで囲まれていて、へたをするとそこまでこわすようなかたちになってしまいます。
カバー工法ですと、施工日数は1日となり、ほこり・騒音もなく防犯の問題も解消されます。ただし、既設の枠の中に新規の枠を取り付けるものですから、既設の有効開口幅より5センチほど狭くなるのが欠点です。
上記の内容を理解していただき、見積もりを提出してご依頼を受けました。
既設の玄関枠を正確に測り、どのような加工材を使うか検討しました。
計測後、メーカーに発注して、オーダーとなりますから、搬入まで10日ほどかかりました。今回はYKKAPさんのリモドアシリーズを採用しました。
電気錠の枠からの扉への配線状況ですが、玄関天井裏に100V電源がきていて、そこで結線していると推察できました。
新規の玄関ドアの配線をあらたに結線するには、天井を破り配線をしなおさなければならず、今回は電気錠の乾電池タイプを採用しました。これにより余分な電気工事は省けました。
既設のドアの有効開口(開いた扉の厚みも考慮した開口)を測りました。
約78センチぐらいでしたので、車いすも楽に通れる広さです。
玄関扉を外し、金具をすべて取り外しました。
金具のほかに、戸当たり等出っ張り部もカットして取り外し、新規の枠をはめ込みました。
新設枠をビスにてアルミ枠とその下地にしっかりと取り付けました。
枠取り付け後、既設の木の部分を加工アルミ化粧枠で隠しました。
玄関内外部にすべてアルミ加工化粧枠を取り付けて、既設の木の部分がすべて見えなくなりました。
扉をつり込み調整して完工です。
電気錠はYKKAPさんのスマートコントロールキーシステムで、ポケットキー・カードキー・シールキーと3種類標準装備しています。
有効開口幅はやはり5センチほど狭くなりましたが、その分1日で完工して、ほこり騒音もなくきれいに仕上がりますので、デメリットよりメリットのほうが上回ると思われます。
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