和風階段に補強板併用の補助手すりを取り付けしました。

神戸市在住のＹ様よりＨＰを見てのお問い合わせがありました。Ｙ様の御実家が名古屋市にあり、ご両親が階段を上がり降りするのに心配だから手すりを取り付けてほしいとのご要望でした。

　Ｙ様が帰名された日に、御実家にて打ち合わせをさせていただきました。
 

Ｙ様御実家は築年数が経っている和風の木造建築でして、階段は壁が土壁構造の純和風真壁造りでした。昔の階段は、勾配が現在に比べかなりきついですが、やはりＹ様御実家もきつく、遠く離れて暮らすＹ様には、ご両親が心配なのは無理もないと感じました。

 

　他のところも見せていただき、玄関上がり框部段差に補助手すりと浴室浴槽部にＬ型補助手すりの取り付けを提案をさせていただきました。

真壁造りなので柱が見えてそこに手すり金具をつけて棒を通せればいいのですが、手すり金具の間隔がメーカー仕様よりかなり広くなってしまうので、補強板をまず取り付けていきました。

水糸を張り、手すり勾配を割り出し、手すり金具高さを決めてから、補強板を加工してゆきます。勾配が変わるところの加工が非常にむずかしいです。

補強板の勾配に合わせて手すり金具を固定して丸棒を取り付けていきました。勾配が変わる内廻り部には金具と短い丸棒を利用して補強板に段がつかないように苦労しました。今回はＴＯＴＯさんの手すり商品を使用しました。

　玄関上がり框部には、アロン化成さんの玄関段差用手すり材と浴室壁には同じくアロン化成さんのＬ型手すりを取り付けました。現在の既製品の介護手すりは、持ち手部に冬場使用者が冷たくないようにすべて樹脂が巻かれてあります。

　工事が完工してＹ様ご両親に実際に使用していただき、大変喜んでいただきました。神戸のＹ様からもお礼の言葉をいただき、「遠方に住んでいるけど、これで安心出来る」とおっしゃっておられました。

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