外れた物干し金物を取り付けし直した修理事例です

愛知県日進市Ｈ様よりＨＰを見てのお問い合わせがありました。「物干し金物が取れてしまい、取り付け修理してほしい」との内容でした。金物の種類を特定するために早速伺いました。

Ｈ様宅では、ベランダ腰壁取付け用ホスクリーンが使用してありました。電話の内容からして、てっきりホスクリーンが損傷して取替え修理と思って訪問したのですが、ホスクリーン自体には何の問題もなく、どうもしっかりした木下地がないところに取り付けてあり外れたようでした。

ホスクリーンはメーカー仕様により上画像のような六角ボルト（業界ではコーチボルトといいます）にて取り付けることになっていて、それなりの柱にボルトをねじ込まなければならないわけです。

Ｈ様宅を調べますと、まったく下地がないところにボルトが取り付けてあり、サイディング（外壁材）のみでもっていたようでした。ただ、Ｈ様宅は厚みのあるサイディングでしたので、10年ぐらいは何とか外れなかったのでしょう。

既設のボルト穴から針金を入れて下地を探し再度六角ボルトにて固定しました。８センチぐらい横に取り付けし直したのですが、何らかのまちがいで前の業者の方は取り付けてしまったのでしょう。

前のボルト穴と金物周りをシーリング処理をし、仮塗装して修理完了です。

厚みのあるサイディングの取り付け方は正面釘打ち工法ではないことから、下地の位置がわからずこのような失敗になり、持ち主に迷惑をかけることになるので、何事も慎重に施工しなくてはならないことを改めて感じました。

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