和風便器の向きを変えて洋風便器に取替え、その日の夕方には使用できるよう
にした工事事例です。
名古屋市M様よりHPを見ての問合せがありました。築年数の古い建物に母上様がお一人でお住まいにて、ご高齢にもかかわらず和風便器のご使用でしたが、事故により膝を痛めてしまい洋風便器に取替えたいとのご要望でした。
早速M様と母上様のご自宅で打ち合わせいたしました。母上様は要支援認定を受けているとのことで、ならば介護保険の住宅改修の利用をすすめ現地確認しました。
なつかしい感じのおトイレでした。さて便器取替え工事でいちばん考慮しなければいけないことは、いかに早く便器を使用できるようにするかです。和風便器と洋風便器では便器排水管位置が異なるため内部配管はすべて取替えになります。となりますと最低でも2日は工期がかかります。他にトイレがあれば問題ないのですが、今回は他のトイレがなかったので工法を熟慮しました。
まず、土足で歩けるように既設の床養生をして、既設和風便器を撤去しました。
便器ガラをきれいに取り除き砂を入れながら転圧をしました。古いおトイレの和風便器の下は必ず土が沈下していますので、砂をたくさん用意してしっかり詰めて転圧後、厚めにコンクリートを打ちました。
今回はその日の夕方にトイレが使用できるのをまず第一と考えていたので、新設洋風便器もマンションでよく使用される壁排水タイプを選定しました。通常一般住宅の場合は床排水タイプを使用するのですが、このタイプですと床コンクリートを大きく割って配管をやり直し、床コンクリートを新たに打つことになり、とてもその日に便器は据えることはできません。
今回は上記の理由により壁排水タイプを使用して外部配管も新規にやり直し、新設便器の向きを変えることにより、便器を据えるところは既設の土間コンクリートが残っていて、便器取り付けビスもよく効き、すぐに据えることができました。
新設便器を据付後、既設便器跡を白セメントできれいに塗り仕上げして完工しました。
トイレは元々便器の向きを考えて設計されているのですが、今回のように便器の向きを変更したことにより母上様もトイレの奥まで行くことなく、手前のところで手すりを持ちながら反転して便器に腰掛けられるので使いやすくなり、1日で完工を考えてことがいい結果をもたらした事例でした。
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