戦前の本格木造住宅の虫害にあった敷居を取替えた事例です
名古屋市のN様よりHPを見ての問合せがありました。内容は「戦前の木造住宅ですが、和室の境の敷居で柱のつけ根部分がかさかさになってなくなっている」とのことで修理してほしいとのご依頼でした。
早速N様宅にうかがいました。
N様宅の畳を一部めくらさせていただき、確認しましたが、確かにN様の言われるとおり柱から20センチほど敷居がパサパサでありませんでした。
まずシロアリを疑ったのですが、柱・床板・床束等全く被害がなく本当に敷居だけの被害にて、それも一部分のみでした。
既設の敷居材を取り外しました。檜の無垢材で作られた立派な敷居でした。N様宅は柱・敷居・鴨居とすべて檜の無垢材にて戦前の本格和風住宅でした。
敷居を取り外し後清掃して、虫害側の柱をのみで彫ってはめ込み部材を取り付けました。反対側はほぞを取り直しました。(包み目地入れ加工といいます)
工場にて檜無垢材の敷居を製作しました。檜は比較的やわらかい木なのでふすまが走る溝部分はすりへってしまうので、上画像のように硬い桜材を埋め込みます。
左上画像は包み目地入れの加工です。柱にはほぞが彫ってあり入れ込むことになります。右上画像は敷居にほぞをほってはめ込む形となります。
ほぞにはめ込むことにより敷居のひねりを防止することになります。
敷居をはめ込み完工です。
シロアリ被害ではなさそうですし、キクイムシの仕業なのか原因はわかりませんでしたが、もともとの原木のその箇所に虫が生存していたのかもしれません。
N様もこれで一安心と大変喜んでおられました。
担当:姫野(ひめの)
受付時間:午前9:00~午後6:00
定休日:日祝祭日
住まいの修理・修繕、小さな工事なら、姫野建設株式会社が運営する『名古屋リフォーム修理工房ひめけん』へお任せください。
経験豊富な1級建築士が、住まいのほんの小さな修理・修繕から住まいの各種リフォーム、介護保険住宅改修、賃貸物件・駐車場管理まで対応しております。ご相談は無料です。あらゆる建物の修理修繕プロにお気軽にご相談ください。
対応エリア | 愛知県名古屋市(名東区・千種区・守山区等)、長久手市、日進市、東郷町 |
---|
名古屋市、長久手市、日進市、東郷町