防犯のため、古い勝手口サッシの取替えと玄関引戸サッシ鍵増設工事の事例です

名古屋市K様より防犯のために、勝手口サッシと玄関サッシの施錠についてのご相談がありまして、早速訪問いたしました。

K様宅は純和風の整然とし立派な木造住宅でして、町内会より地区の空き巣の被害が続出し、各自で防犯に努めてくださいとの通達があったそうです。そのような理由により、HPをみて当方に相談されたそうです。

勝手口は昔の框ドア（昔の勝手口常番サッシ）にて、劣化も進んでおり、安易にこじ開けれる危険がありました。玄関は昔の引き戸錠で、ピッキング可能なタイプでした。

勝手口はリクシルリシェント勝手口タイプを採用しました。既設のサッシ枠を取り外さず必要な箇所だけ切断撤去して、その内側に新設のサッシを取付けるカバー工法です。

この工法ですと解体工事、内外部仕上げ工事がなくなり、１日で完工でき、防犯養生の必要もありません。

前もって現地採寸をしてサッシを製作しはめ込む形となります。

木造の建物でも既設サッシを取り外そうと思うと、その廻りを壊さなくてはなりませんが、このカバー工法ですと、既設サッシを取り外すことなく施工できます。外部・内部廻りの取り合いはアルミ化粧枠を使用して見栄えよく仕上げます。

通風ドア仕様にて完工しました。昔のドアは高さが低いものですから、今回ドア高を高くしましたので、上の欄間ガラスが小さくなり見栄えが悪くなりましたが、機能性を考えますとドア高を高くした方がより優れているので良かったと思いました。

既設玄関引き戸に特殊工具を使用して鍵設置のためにまず穴開けを行います。そして、レシプロソーにて開口を開けます。

引き戸専用鎌錠（ディンプル錠仕様）を取付けました。

K様の地域地区は防犯、防災と非常に熱心に取り組まれている様子で、何か事があれば情報を共有してみんなで町を守る体制を築き上げている感じがしました。