ルーバー風雨戸の腐朽した敷居を取替えた事例です

名古屋市Ｋ様よりＨＰを見てのお問い合わせにて「雨戸を開け閉めしていたら外れて屋根の上に落ちてしまった」とのご相談でした。早速状況の確認に伺いました。

Ｋ様のご自宅は格式高い築年数の古い木造建物でして、外廻りの雨戸は木製のルーバー風雨戸にて、以前より動きがかなり悪く思い切って動かしたら外れたとのことでした。

雨戸自体がかなり重いため、長年の開閉で敷居もかなり削れて痛んでおり、敷居のくぼみもなくなり雨戸を動かすと簡単に外れてしまう状況でした。

以前に戸袋等はリフォームされていて雨戸自体も傷みがないことから、傷んだ敷居の取替えのみの見積を提出しましてご了解をいただきました。

まず戸袋の境部で既設敷居をカットしまして、事前に檜材にて加工製作および塗装までした新設敷居を長ビスにて取り付けました。本来外部に使う木部にはペンキ塗装はせず、木材保護塗料（キシラテコール等木材に浸透する材料）を施すのがいいのですが、既設の色に合わせるために今回はペンキ塗装としました。

敷居溝部には、工場にて加工したアルミ平板を取り付けて、溝が削れないようにしました。雨戸も塗り替え塗装しまして、これで問題なく可動するようになり、Ｋ様よりも以前に比べ、すごく軽く動くようになったとお褒めの言葉を頂戴いたしました。

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