賃貸マンションの床下漏水を修理した事例です
私姫野が所属しているNPO法人が管理している名古屋市内の賃貸マンションにて天井から水が落ちてくるとの居住者様から苦情の連絡がありました。すぐに駆けつけ状況を確認しました。
水がポタポタと落ち天井のクロスがめくれていました。とりあえず応急処置として壁に養生ビニルを張り、1箇所に水が落ちるようにしました。
階上の居住者様の水道メーターを10分ほど観察しましたが全くパイロットの動きが見られず、水の落ち具合からして排水管の可能性が高いと判断しました。
早速階上の居住者様に理由を話し調査させていただきました
階下の天井に落ちている箇所の近くに洗濯機・洗面化粧台排水管があったので床を一部めくり漏れを調べましたが異常は見られませんでした。となると、給水(水道)給湯(お湯)の配管と推察しました
給水、給湯管からの漏水と推察して、外の給湯器近くの床をめくりましたが、公団仕様の洋間用ネダフォーム(厚みが80ぐらいある発砲スチロールに下地が埋め込まれている床下地材)にて設備配管がモルタルに隠れてどこで漏水しているか発見しにくい状況でした
給水、給湯管の一番漏水しやすい箇所は曲がり部分なので、外の給湯器から接続されている箇所が怪しいと推測しまして、その箇所の壁、床をめっくたところ、給水管、給湯管と浴室追い炊きの4本が並んでいました。確かにコンクリートの上には水が溜まっていましたが、この配管曲がり部分からは漏っていませんでした。
鉄筋コンクリートの建物は下に落ちている箇所が漏水箇所ではないのでなかなか見つけ出すのが大変です
コンクリート床上に溜まっている水のわずかな流れから、どうも部屋中心部の方で水が漏れていることがわかり、部屋の入口扉付近の追い炊き配管(被覆銅管=硬質ビニールで覆われている銅管)から漏水しているのが発見できました。漏水箇所を抜き取り、調べましたら配管は無理に曲げられていて若干圧縮されていました
曲っている箇所の被覆をめくりましたら完全に銅管が折れて裂けていました。築30年の物件にて少しずつひびが入り経年劣化により完全に裂けて漏水となったと思います
漏水箇所の配管を同じように配管するとまた同じ現象になる可能性が大なので、今度は90度曲げて配管ルートを変えて配管し直しました
漏水箇所調査のため、床をめくった箇所を部分復旧しました。まず断熱材を張付けて、ベニアを捨て張りし、フロアー材張りの準備をしました
同色フロアー材を部分補修張りとして、漏水の再確認をしてから階下のクロス張り替えをしました
マンションの漏水の場合は、素早く漏水箇所を発見して居住者様にいかに最小限の被害にとどめるかが勝負となり、それが修繕業者の腕の見せ所と思います
担当:姫野(ひめの)
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