名古屋リフォーム修理工房ひめけん

運営:姫野建設株式会社

〒465-0007 愛知県名古屋市名東区香坂605番地

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床下にある、逆勾配の汚水管の取替えをしました。



以前水道がどこかで漏水していて、給水管の取替え修理をさして頂いた愛知県江南市のY様よりのご依頼で、建築時よりトイレの流れが悪いと感じていたらしく、築後15年ぐらいに床下の汚水管がつまり、床下の汚水桝から汚水が噴き出て、床下が汚水まみれになったそうです。

そのような状態ですから頻繁につまり抜き業者さんに洗浄をお願いしていたそうです。水道漏水も直りましたのでこの機に、汚水管の修理も頼まれました。

 

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  • 施工方法

床下にマスが1個あり、マスが点検できるように床に点検口がありました。トイレの水を流してみますと、最初はよく流れますが、最後のほうになると逆流してきます。マスの中では、常に水が溜まっている様子なので、配管の勾配がどうも逆勾配になっています。

配管の中にて常に水が溜まっており、トイレットペーパー等も同じように溜まっており、蓄積されますとつまることになります。方法として大変ですが、配管を取替えて勾配を正常にするしかありません。
 

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まず床をめくります。床板の壁際ふち1枚は残して、その間に下地を入れます。
次に生活をしてみえるので、(配管工事は翌日のため)針葉樹合板にて歩けるように復旧します。配管工事終了後、この上に仕上げの床板を貼ります。


 

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トイレ便器を取り外し、そこから配管をやり直します。既設の配管を短く切りながら掘り起こし撤去します。
 

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配管を埋設しますとまた逆勾配になりますので、露出にして勾配をとりました。配管が動かぬようところどころセメントにて固定しました。
 

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配管取替え後、針葉樹合板を釘締めして、ウレタンボンド併用にて、ノダさんの床材(7mm厚)を仕上げに貼りました。
完了後排水テストしまして、以前は流したペーパーが1回の洗浄では末端にて流れてこなかったのですが、修繕後はすぐに流れるようなりました。お客さまはその様子をみて、もうすこし業者がそのとき気をつけてくれれば、30何年間苦しまずにすんだのにと言っておられました。

プラン上床下に配管等をする場合は充分に注意をして行わなければならないことを痛切に感じました。

 

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賃貸マンションにて漏水がありまして、漏水箇所の確定から始めました。



私、姫野が所属していますNPO法人が委託管理しています、賃貸マンションにて、入居者さまより、「地下駐車場天井より、水が漏れている。丁度自分の住まいの真下なので気になる」との連絡にて、まず調査しました。
 

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コンクリートの梁より水が垂れていました。水が垂れている間隔からして、水道管の漏水ではなく排水系統の漏水のような感じがしました。
 

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漏水箇所の天井を一部カットしてめくりました。水滴が落ちている箇所は、天井を吊るためのボルトを取り付ける金物(天井インサート)からでした。(右図参照)
 

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連絡いただいた入居者様の洗面所の下あたりでしたので、水道メーターをまず確認しました。右図の黒矢印部は、水を使用していると回ります。入居者様に水を使用してないかを確認しまして、5分ほど観察していました。針の穴ぐらいの漏水でも、出ていれば少しは動きますが、全く動かなかったので水道管の漏水ではなく他の原因と推察しました。
 

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入居者様に漏水に関して、暮らしていて何か思いあたることをお聞きしましたら、ユニットバスの床が何かふわふわしていると言われたので、調べましたら目地のところでひびを確認しました。水を流してみると滲みこんでいきますので、ここからの水漏れと判断しました。

  • 施工方法

ユニットバスの床からの漏水と断定するために、ひび割れ部にシーリング(水が入らないようにすること)をしまして、それでしばらく使用していただき漏水が止まるかをみました。

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ひび割れ部を洗剤にて清掃して、シーリングしました。その後2週間ほど様子をみまして、水滴が落ちなくなったのでここからの漏水と断定しました。
 

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オーナー様に事情を説明し、ユニットバス取替え工事となり、解体後確認しましたが、かなりの水が床に溜まっていました。
 

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ユニットバス取替え工事を完了しまして、漏水も止まりました。
 

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鉄骨造賃貸マンションのベランダの雨漏り修理事例です



名古屋市守山区にある鉄骨造賃貸マンションオーナーK様より、入居者の方から「バルコニーの天井からの雨漏りがひどい」と言われ、修理の依頼を受けました。

オーナー様より入居者の方の連絡先をお聞きし、状況をお聞きしました。かなり漏ってきて下に物がおけない状況とのことです。
 

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現地にて入居者の方から、少しの雨でも避難ハッチの隅からボタボタと漏るとの説明を聞きまして、上の入居者様のバルコニーをみさせていただきました。
簡単に水洗いケレン掃除しまして、調査しました。
避難ハッチの廻りはしっかりシーリングされています。手すり壁の端の溝近くを足で踏みますと、水がしみ出てきます。どうも完全に土間の下に水が廻っているようです。

  • 施工方法

毎度のことですが、どこから雨水が侵入しているのか特定はできませんので、バルコニー全体に防水を施すしかないと思い、オーナー様に了解をとりました。

まず、防水をかけさしていただく入居者様に理由を説明して、申し訳ありませんが、3日間バルコニーが使用をできないことをお願いしました。

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入居者様の部屋を通るため、ビニールにて毎日養生します。 
次に土間の目地をシーリングにてうめます。目地をそのままにしてますと防水材が入りにくいですから。

 

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プライマー(防水の接着をよくすための材料)を塗布し、防水材切れ防止のため、メッシュを貼りつけてゆきます。本来ならプライマーを塗布して乾かしてから主材の薄めにてメッシュを敷きこむのですが、3日間しか工程がないためやむなく1工程はぶく形としました。
 

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立上りには立上り用ウレタン防水材を使用しまして、1回目のウレタン防水主材を塗布しました。
2日目に2回目の主材を塗布しました。主材は乾きが悪く1日1回しか塗布できません。
3日目に保護材(トップ材)を塗布して完工です。

 

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賃貸マンションキッチン水栓漏水修理


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賃貸マンションのキッチン水栓が、深夜に急にお湯が止まらなくなり修理しました。


名古屋市守山区の賃貸マンションオーナーK様より、夜10時ごろ「入居者の方からキッチンの蛇口のお湯が止まらなくなった」と連絡があり、対処の要請がありました。

早速、入居者の方に連絡をとり状況を尋ねました。

「キッチンのお湯を出そうとおもい握りだまをひねったら握りの部分と中の回すところが引きぬけてきて、お湯があふれてきて止まらず、水道元栓にてとりあえず止めてある」との説明でした。

  • 本来抜けるはずのない、水栓のなかの装置がはずれたとのことですから、理解に苦しみましたが、とりあえず水がでるようにしなくてはいけないので、緊急修理に向かいました。
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現地にて確認しましたら、キッチン用台座水栓が取り付けてあり、お湯のプラスチック製ハンドルと内部のスピンドル(水の給水、止水を行う内部の部品)が外れてました(通常スピンドルは外れる部品ではありませんが)。

取り合えず再度はめ直して水道の元栓を開放し使用できるようにして、また改めて後日水栓の取替えに伺うことを入居者様にお約束しました。
 

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 入居者様のご都合に合わせ再度修理に伺いました。前もって流し台の中のものを出していただくようお願いしてましたので、早速流し台を移動して、台座水栓を取り外しました。上記のように水栓の接続部が折れていました。
 

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 既設給湯銅管を切断して、新設の銅管を水栓に取り付けてから、接続金具にて、接続します。
通常銅管の接続は、はんだずけにて行うのですが、この物件は元栓を止めても水の止まりが悪かったので、このゴム接続継ぎ手を使用しました。

 

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 入居者様のご要望もあり、オーナー様とご相談しまして、今回シングルレバー台座水栓に取替えさせていただきました。  

 

床下にある雑排水マスの修理


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床下にある台所等の雑排水マスのオーバーフローを解決した修理事例です。



 名古屋市Y様より、「床下にある排水マスのことで相談したい」とご連絡いただきました。早速現地に出向きY様より詳細をお聞きしました。
 

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  Y様のお宅はキッチン・洗面の雑排水管とトイレの汚水管が建物と敷地の関係上、1階の床下(ベタ基礎の下)に配管されていました。キッチン、洗面、トイレは2階にあり、汚水管と雑排水管が分けて2階から下りてきていて、上画像のように雑排水マスと汚水マスが基礎コンクリートの中に埋め込んでありました。

 数年前上画像の雑排水マスが、油によりマスが詰まり雑排水がマスよりあふれ出し床下一面に雑排水が溜まったそうです。それ以来1年に1回床下に降りて排水マスの油のかたまり(ラード)を取り除き掃除していたそうです。

 ところがY様も年齢も上がり、床下に降りるのも苦痛になってきて、掃除しなくてもいいような方法はないかとのご相談でした。

 この雑排水マスはトラップマス(臭気、虫が配管の中に上がってこないよう、水たまりの中に配管が入っているマス)であり、マスから汚水マスに流出する管にエルボ(曲がり管)が取り付けてあります。

 水たまりの上のほう全面に油分(ラード)がたまり、それがつまりの原因となりマスからあふれ出たと推察します。

 通常はこのマスは外にあるのでそんなに気にするものではないのですが、Y様の建物は敷地との関係で、床下にあるので残念ながら長い年月ほかっておくとあふれ出てしまうのです。

  •  マスの取替えも検討しましたが、結論として掃除をしなくてもよい方法はこのトラップマスを撤去して、マスをかいさず直接汚水管に配管をつなぐ方法を提案しました。念のために掃除口を取り付けて万が一詰まった時には、そこから掃除ができるようにと説明し、納得いただけました。
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 汚水マスの中を見ますと、雑排水管が横から入れてあり、配管とセメントの継ぎ目が口が開いていて、そこから水がしみこんでいる状態でした。(左上画像)

まず、部屋の床を養生しました。

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既設マスのヘドロ等を完全に撤去し、清掃後ハツリ機械でマスの解体にかかりました。

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 ベース基礎の中に埋め込んでありますので、なかなか解体できませんでした。ほこりもかなり出ますので、ビニールにて家具の養生も必要でした。
  

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 ハツリ後配管を接続し、念のために掃除口を取り付けました。汚水マスへの配管は、相当ベース基礎を撤去しないと出来ないので、既設の配管よりひとまわりサイズの小さいパイプを中にとおして配管し、汚水管いっぱいまで伸ばしました。これにより、セメントの切れ目より排水が浸透することはなくなります。もちろんパイプ廻りはセメントにて固定しました。

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  接続した配管のまわりをモルタルで埋めて完工です。Y様にはなるべくフライパン等油ものを洗う場合はキッチンペーパー等で油分をよくふき取ってから洗浄することをお願いさせていただました。


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屋根瓦からの雨漏りを修理した事例


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築年数の経っている木造住宅の屋根瓦からの雨漏りを修理した事例です。



名古屋市O様よりここ数日で急に雨漏りするようになり一度見て欲しいとの連絡がありました。早速現地に伺い調査させていただきました。

 

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玄関を入って右側の繊維壁(塗り壁)の天井から雨漏りをしている感じでして、天井にはさほどしみはありませんでしたが、壁、廻り縁(天井板と壁の境の造作材)に新しいしみが確認できました。

屋根瓦を見てみますと、赤矢印の部分が丁度雨漏りしている箇所にて、その上に2階の壁際にのし瓦が積んでいました。

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O様のお宅は築35年以上経っていて、土が載せてある葺き方ですが、平瓦のずれも全くなくしっかりした瓦屋根でした。

平瓦から雨水が侵入することはまず考えられず、2階の壁の境ののし瓦の上の水切り板金のかぶせが少ないので横殴りの雨ですと充分に雨漏りの可能性があると判断しました。(左画像)

ここ30年前後の瓦屋根建物は、この壁際ののし瓦の下に捨て水切り板金が防水紙の上に取り付けてあり、のし瓦から例え雨水が侵入しても下には落ちない工夫がされているのですが、O様宅はやはり古いので、平瓦をめくり確認しましたが、捨て水切り鉄板は確認できませんでした。(右画像)

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 実際に漏っている箇所と壁際ののし水切りの位置は離れているので、O様にご理解していただくように詳細図を提出してご説明しました。
 今まで35年雨漏りしていなかったのに、急に漏るようになった理由として、瓦の下に雨水が入ってはいたのですが、防水紙(ルーフィングといいます)があり、雨漏りは免れていました。ところが年数も経ち、ルーフィングの劣化により侵入しだしたのではないかと推察できます。

施工方法としまして、壁際ののし瓦を鉄板にて包み込む方法の見積もりを提出しまして、O様よりご依頼いただきました。

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 最初に鉄板をとめる木下地(檜材)を特殊接着剤にてのし瓦に取付けました。次に少しでも平瓦に鉄板をかぶすためにさらに木下地を打ちつけまして、防腐剤を塗装しました。 

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 雨漏りとは関係ありませんが、玄関の屋根の平葺鉄板がかなり劣化してましたので、この機会に塗替えました。

・既設鉄板ケレン(錆落とし)清掃
・錆止め塗料。 塗装。
・ウレタン塗料。 塗装。

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 木と平瓦の境にブチル防水テープを貼り、平瓦からの雨水の侵入を防ぎました。
 ガルバニウム鉄板にて製作した一体型ののし水切りを取り付けます。 

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 少しごつくなりましたが、小口(縁周り)も鉄板にておさめ、念のために棟瓦の取り合いも今回かぶせました。
 

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工事完了です。その後台風が襲来しても雨漏りはしなくなり、O様もよかったよかったと喜んでおられました。

 

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浴室入口付近のゆか板傷みの修理


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ユニットバス浴室入口付近のゆか板の傷みの原因が不明にて、漏水個所を探りながら

修理した事例です。



名古屋市千種区S様より、LDKの壁クロスの貼替えと洗面所のゆか板を見てほしいとのご依頼により訪問いたしました。

 壁のクロスの貼替えはこれといった問題はなかったのですが、洗面所のゆか板の傷みのほうが重要との説明をさせていただきました。

 

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バリアフリータイプのユニットバスにて、入口付近のゆか板のフローリング材が完全に一部腐っていました。表面が腐って下から水が浮き出ている感じがみられました。

S様のご説明では、新築後15年ぐらいにて、3か月前より変色してきてブカブカになってきたとの説明でした。S様宅は木造住宅にて、各所の納まりからして、2×4工法の建物であることがわかりました。


 

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故意にシャワーなど掛けたり、大量の水を入口近くに流せば若干のオーバーフローは考えられるかもしれませんが、それにしては傷みが激しすぎると感じました。家族が多く、濡れた足が原因なのかともS様は言われましたが、表面的な水濡れの要因ではないことは状況からして推察できました。

S様に水道料金の増額の確認およびメーターにて漏水の確認しましたが、異常はみられませんでした。
また、排水管からの漏水は状況からしてほぼ皆無であり、床暖房関連でもなく考えられる原因が見当がつきませんでした。


 

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  • S様より来客があるとのことで急ぎ修理依頼でしたので、まずゆか板をめくり下地の構造材補強等も考慮して上図のように赤ラインまでゆか板をカットめくりして、復旧後は黒ラインまで仕上げにクッションフロアーを貼る見積もりを提出してご了解をいただきました。
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洗濯機、化粧台を養生してカット作業に入りました。2×4構造なので、フロアーの下に15mmの構造ベニアが貼ってありますが、当然それも腐っていました。

 

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床下の一部構造材も腐っておりました。2×4の場合床組はSPF材の2×6材(ホームセンターでもみかけます)が使用されており、右側のほうがかなり水分を含んだ状態にて、取り外すとシロアリが食っているような形跡がありましたが、シロアリは存在してませんでした。

ユニットバス側からのぞきこむとユニットより水垢等が出ているのが確認できました。


 

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工事着手前にユニットメーカーに入口付近の構造詳細を問い合わせていたので、赤矢印部品が取り外しできるようになっており、その中に排水溝があり、入口付近にきた水はその溝に入り、右図の排水管にて排出される構造になっていました。

 

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よく調査してみますと左図の赤矢印部品と上記の排水溝が一体構造になっておらず(一体構造にしますとユニットのほうに何らかのひずみができて破損する恐れあるのであえて一体としていないようです)溝がゴミ等にて詰まると右図の太赤矢印部よりオーバーフローすることがわかりました。現状はかなりの水垢・ゴミが付着していてうまく排水ができていない様子でした。

それにより仕上げのフロアーと下の構造用合板との間に常に水が侵入して、下から水が湧き出ているようになったのでした。

S様は排水溝のふた部品を取り外せることをご存じなく、今後は取り外して清掃をしていただくようお願い致しました。


 

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原因が判明したので、腐っている材は取替えおよび補強して耐水合板にて復旧しました。 

 

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入口付近だけクッションフロアー貼りとしました。

工事が完工して10日ほど様子をみさしていただき、床下にもぐり乾きおよび漏水の確認をしました。べたべたであった構造材はよく乾燥しており、漏水もみられませんでした。


 

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床下にもぐったついでに他も確認した折、センタクパンの排水口より漏水を確認しました。

今回の工事にて、シロアリの存在はなかったですが、材を食った形跡と腐朽は確認できたので構造材乾燥後にユニット・洗面所・トイレの3箇所の床下だけシロアリ殺虫・防腐・防かび部分工事およびセンタクパン排水口修理をS様に進言見積もりして、ご了解いただきました。


 

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センタクパン排水口分解パッキン交換締め付け。シロアリ材散布・注入工事しました。

今回クロス貼替え工事をメインとされていたS様でしたが、思わぬゆか板修繕工事となってしまいました。しかしあのまま放置しますと構造材がどんどん腐朽してしまい思わぬ大工事となってしまいますので、S様は早めの手当てにて運がよかったと言っておられました。

ユニットバスというものは漏水の可能性の低いもののはずですが、何らかの要因にて万が一に漏ることが千が一になり、百が一となることがよくわかった事例でした。



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外廻りの雑排水管の漏水修理


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地中に埋設されている雑排水管が漏水しており、取替え修理した事例です。



名古屋市千種区様より階段下から水が出てくるので一度見てほしいとの相談がありました。

早速現地にて状況確認させていただきました。

 

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水が一番下の階段下のすきまからちょろちょろと出ていました。玄関は上の段の奥にあり、その近くに雑排水マス(台所、風呂、洗面所等の雑排水)があり、そこに水を流すと勢いよく下から出てきました。(上段右図)
雑排水管の漏水と断定でき、道路際のマス内の雑排水管からみると深く埋設されていました。水の出る量からして完全に管が外れている感じで、水道管と違い排水管は圧力がないので上に吹き上がることはまずありません。
よって結論として、水が出ている近辺が漏水個所ではなく、漏水の勢いからすると階段の上のほうで漏水していると推察しました。

 

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玄関の横の雑排水マスの様子です。このマスに水を流すと下からよく出てきました。赤矢印管が建物からの雑排水管です。ビニル管ではなく、土管でした。青矢印の方向が水下方向です。

このマスから道路際のマスまでにはマスがひとつもなく、このマスで防臭(道路本管下水管等のにおいが排水管を通って建物内に侵入するのを防ぐこと)していないと、建物内浴室が古いタイプの排水口なのでまともににおいが上がるはずです。

I様にお聞きししましたら、確かに浴室で臭いことが頻繁にあるとのことでした。昔の土管配管ですからマスにて防臭するのが困難ですから致し方なかったと思われます。また、以前道路際にてこの雑排水管に木の根っこが入り(土管は根がよく入り詰まります)詰まり、その箇所だけビニル管に替えた修理をしたそうです。

状況を箇条書きにしますと、
・漏水個所を断定することは困難であり、ましてや土管ですと今後各所で漏水しやすいし、根っこも入りやすい。
・土管ですと防臭ができないので、今後も臭いにおいに我慢しなくてはならない。
・修理予算も考慮しなければならない。

  • 上記を考慮しますと、玄関横のマスからビニル管に取替え、防臭マスを1個増設して、既設階段横コンクリートを撤去するのをなるべく少なくするために、新設排水管を露出して配管することにし、見積もりを提出させていただき、ご了解いただきました。
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はつり機にて既設階段横コンクリートを一部撤去し、配管掘りをしました。掘削機械を搬入することは困難にて手掘りとなり、粘土土で、ガス管・水道管がありなかなか大変な作業となりました。

掘るのに1日がかりで、夜お施主様が歩行できるよう ベニアにて養生しました。


 

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掘削完了翌日ビニル排水管工事施工しました。既設雑排水マスのそばに防臭マスを設置して、臭気が上がらないようにしました。(下段左図 1本のパイプが水面の中に入っていますので、水たまりにより臭気・虫が上がらない構造)  

 

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上左図赤矢印が既設土管とビニル管です。接続が大変でしたがうまくつなげました。

 

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配管完工後、現場打ちコンクリートにて各所土間を復旧しました。

I様は漏水よりも浴室内に臭いが上がらなくなったと本当に喜んでいました。今までよくリフォームしていたのに、だれひとり助言してくれずこういうものだとあきらめていたそうです。

私共が助言したことにより、費用の出費が出ますが今まで頑張ってこられたI様にこれから快適な生活をしていただきたいとの思いからあえて言わせていただきました。



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玄関門扉屋根雨漏りの修理

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シャッターゲートと一体化された玄関門扉屋根の雨漏りを修繕した事例です。




名古屋市A様より玄関門扉の屋根の雨漏りを見てほしいとのご依頼があり、早速現地打ち合わせに伺いました。

 

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駐車場シャッターゲートと一体型の造りで、玄関門扉の上に屋根部分がありました。A様のご説明では以前より少々の雨でも門扉の天井部分から雨漏りしていて、修理したいとのことでした。

屋根に上がってみますと、ひさし等に施工する板金のはぜ葺き工法にて、廻りを笠木板金にて廻っていました。はぜ部分にシーリングがかなり打ってあり、A様ご自身にて施したそうです。

現状を箇条書きしますと、
・屋根の水勾配がほとんどなく、ところどころ水がたまっていました。この勾配ですと屋根防水工法も考えられます。
 これだけ勾配がないとはぜ葺きでも厳しいと思います。
・屋根がブカブカで、下地のベニアが腐っている感じでした。
 ベニアを支える下地が少ないと推察できました。
・重量鉄骨にて組んだ構造物で、屋根下地組がむずかしい感じがしました。

工事見積をするにあたって内部構造がわからず、推察見積もりとなってしまうので、A様にお願いして特別に一部めくり調査のお許しをいただきました。

 

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屋根を一部めくりまして、案の定下地ベニアが完全に腐っていました。ベニアを支える下地も極端に少なく、板金屋根の防水シートが外壁に使用する通気防水シートが使用されていることに驚かされました。

とりあえず決済がおりるまで、通気防水シートにて仮養生しました。

  • 現状の下地では数が少なすぎるので、木にて下地を組み直し頑強にして、廻りの立ち上がり部を少しでも高くし、ゆるい勾配にでも対応できるガルバニウム鋼板一筋棒葺き施工の見積もりを提出して、ご依頼をいただきました。
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板金屋根をめくり、下地ベニアを撤去しました。完全にベニアは腐っておりところどころ穴が開いていました。
 

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ベニア撤去後です。掃除機で天井裏をきれいに清掃しました。天井下地もかなり傷んでおりましたが、スパンドレル天井にて一体でもっているので雨水さえこれ以上浸入しなければ問題はありません。

 
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ドリルビスにて鉄骨にじかに木を取り付けましたが、鉄骨の厚みがかなり厚くなかなかビスがもめませんでした。
取り付けた下地に屋根だる木をながしてベニア下地を組みました。


 
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コンパネを打ちつけて、廻りの立ち上がりを少しでも高くするために杉の板を笠木下地として増し打ちしました。


 
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屋根勾配が少ないので、高性能アスファルトルーフィング(防水シート)を敷きました。廻りの笠木下地にはブチル防水テープを貼り付けました。


 
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ガルバニウム鋼板一筋棒葺工法にて屋根を葺きました。この工法ですとかなりの暖勾配でも対応可能です。縁廻りも水切り処理をして高性能防水シート・防水テープと三重のかぶせをして雨水が浸入しないよう処理しました。


 
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 各所シーリング処理をして完工です。外観は工事前に比べて笠木鉄板の見える部分が大きくなりましたが、小さな面より大きな面の方がアクセントがあり、良好だと思いました。もちろんA様も納得されていました。

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担当:姫野(ひめの)

受付時間:午前9:00~午後6:00
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住まいの修理・修繕、小さな工事なら、姫野建設株式会社が運営する『名古屋リフォーム修理工房ひめけん』へお任せください。
経験豊富な1級建築士が、住まいのほんの小さな修理・修繕から住まいの各種リフォーム、介護保険住宅改修、賃貸物件・駐車場管理まで対応しております。ご相談は無料です。あらゆる建物の修理修繕プロにお気軽にご相談ください。

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代表の姫野です。親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。

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